10歳から始められる「すぐやる方法」!大人にも役立つ絵本の紹介

ソファに座って絵本を読む親子

「10歳から育てるすぐやる行動力」という本を

子どもと一緒に読もうと思い購入しました。

もちろん子ども向けの絵本ですが

大人でも十分に役立つ内容が盛りだくさん!

この本、実は侮れないんです。

著者の菅原洋平さんは作業療法士の資格を持ち

脳のリハビリテーションに従事してきたそうです。

現在はユークロニアという会社の代表もしています。

本書では「すぐやらない」原因は性格や

やる気ではなく脳の使い方にあると説明しており

興味深いです。

ここではそのポイントとユニークな内容を一部ご紹介します!


目次

脳にはすぐやる設定がある

例えば、誰かがあなたに鉛筆を渡してきたとして

字を書いてくださいと言ってきたとします。

するとあなたは何も考えず、記憶した形で鉛筆をもちますね。

これがいわゆる「すぐやる」脳の設定です。

鉛筆を持つことにいやだな~という感覚は持ちませんね。

つまり脳に入れる感覚次第で物事をすぐやることができるんです。

脳の種類と役割

脳には大きく分けて2つの種類があるとされています。

  1. 本能の脳:すぐに行動する脳。ただし、危ないことや迷惑な行動もやってしまう傾向があります。
  2. 社会の脳:本能の脳をコントロールする脳。この脳が働きすぎると「ブレーキ」がかかり、先延ばしをしてしまう原因になります。

本書はこの社会の脳の特徴を知って

上手に付き合い「すぐやる行動力」を

高めようという内容です。


社会の脳が苦手なこと

脳には得意なことと苦手なことがあります。

脳が苦手とするのは次のようなことです:

なんとなく疲れそうですよね。。

  • 一度にたくさんのことをやる
  • 予定外のことをやる
  • 常に同じこと、または常に違うことをやる

脳に負担をかけずに上手に働いてもらうためには、次のように工夫するのがポイントです。

  • 一度にたくさんのことをやるのではなく、一つずつやる
  • 計画通りに進めることで、予定外のことを減らす
  • いつもと同じこと、もしくは常に新しいことではなく、一つだけ新しいことをやってみる

すぐ行動できないのはあなたのせいじゃない

すぐ行動できないのは、あなたのやる気や性格のせいではなく

脳が苦手とする行動をしているためです。

例えば、宿題をするときにテレビをつけっぱなしにしていると

テレビの音を無視しなくてはならず

余計なエネルギーをつかいますね。

脳に負担をかけず、脳が喜ぶ行動に変えることで

スムーズに行動できるようになります。


嫌なことや苦手なことができない理由

宿題をする子ども
宿題をする子ども

嫌なことに直面すると

脳は過去の嫌な思い出を

検索してしまいます。

これは、過去の経験が「嫌だ」と

脳にインプットされたためです。

そこで楽しい記憶に変えることが大切です。

例えば宿題やお手伝いを終えた後に

「あー楽しかった」と声に出してみましょう。

そうすると、脳はその作業を「楽しい記憶」として

覚えるようになり、

次回からもスムーズに取り組めるようになります。

私の場合、子どもが宿題を嫌がってしないときに

この話をしたら

面白がって宿題に取り組み始めました(笑)

先延ばしにしてしまう理由

宿題などを先延ばしにしてしまう時、

ただ「やらなきゃ」と思うだけではやる気が出ません。

そこで、「ちゃんとやる!」ではなく

具体的な行動目標を自分に命令してみましょう。

たとえば、「5分だけやる」「1ページだけやる」といった

具体的な目標を立てると、脳はより動きやすくなります。

私の場合、この話を実践して

こどもに宿題の問題の5問を3分で解こうと言ったら

50秒でできたよ~と喜んで

問題解き始めました(笑)

効果ありですね~

夜すぐ眠れない原因は?

眠たい人
まだ眠い

夜に眠くなるためには、メラトニンという物質が必要です。

メラトニンは暗くなると増えるため、

夜でも明るい場所にいるとその量が90%も減少します。

おすすめは、お風呂場の電気を消してみること

脱衣所の明かりだけでも意外と十分で、

暗い環境にいることでリラックスし、脳が眠くなるサインを出します。

これ実践していますが、

今のところ朝によく寝られなかった~、眠い~

という事がなくなりました!

効果ありですね。

継続してみようと思います。

おまけ1:メラトニンとは?

さてメラトニン、気になったので少し調べてみました。

メラトニンは、睡眠と覚醒のリズムを調整するホルモンで

主に脳の松果体という部分で生成されます。

体内の時計(サーカディアンリズム)を調整する役割があり

夜に自然に分泌量が増え、眠気を促進するとのことです。

免疫機能をサポートし体内の抗酸化作業もあります。

おまけ2:メラトニンを増やす方法

  • 光の調整: メラトニンは暗い環境で分泌が増えるため、
    夜に強い光を浴びるとその分泌が抑えられてしまいます。
    夜は部屋の明かりを少し落とし、リラックスした環境を作ることで
    メラトニンが分泌されやすくなります。
  • 朝の光を浴びる: 朝に太陽の光を浴びると
    メラトニンの分泌が抑制され、体が目覚めやすくなります。
    これにより夜になるとメラトニンが再び増え、自然な眠気が生まれます。
  • 寝る前にリラックスする: 寝る前にリラックスすることも
  • メラトニンの分泌を促進します。
    お風呂に入ったりスマホの使用を控えることで睡眠の質が高まります。

まとめ

今回、内容の一部をご紹介した「10歳から育てるすぐやる行動力」

という絵本は、子ども向けに書かれていますが、

脳の仕組みに基づき

行動を変えるよう提唱しており

大人が読んでもおもしろいです。

脳の働きを理解しマインドを改善していけば

すぐ行動に移せるようになり

嫌なことも楽しくこなせるようになるかもしれません。

子どもが宿題をなかなかやらない…と悩んでいる方は

ぜひ一緒に読んでみるのも良いですね。

私の場合は成功しました(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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