HELLO!!! モーリーです😀
他のページでメダカは塩水浴で体力を維持できる!と書きましたが
その仕組みは化学の分野の「浸透圧の原理」を利用して
体力を温存しよう!というものです。
私は塩水浴の仕組みについて調べる前は、塩分で寄生虫をやっつけるんでしょ~
くらいしか思ってなかったのですが、いざ仕組みを理解すると目からうろこでした(笑)
さかなクンたちは淡水魚、海水魚問わず常に体に負荷がかかってるんだ~とよくわかりました😀
すごい!
浸透圧とは濃度の差によって起きる液体の移動
専門的な用語が出てきていやだな~なんそれ?
と思う方もいらっしゃると思いますがしばしお待ちを😀
「浸透圧」とは薄い半透明の膜を通して違う濃度の液体が接している場合に、
濃度の低い方から高い方に液体が移動していく圧力になります。
つまり片方の液体が浸透していくときの圧力ですね★⇒浸透圧
違う濃度の液体が接すると同じ濃度になろうとするんです。
浸透圧を利用した身近な例
身近な例には以下があります。
どれもシワシワになってますね~(笑)
- おつけもの
野菜を塩漬けにすると野菜の外側は塩分濃度が高いので浸透圧が働いて
野菜の中から水分が外に出てきます。
これにより野菜が脱水され保存性が高まりいわゆる漬物になります。 - 干し柿
柿を乾燥させると外側から乾いていきますね。
すると当分の濃度が外側だけ高まります。
そうなると浸透圧を利用して
実の内側の水分が外側に移動してきてまた乾く
・・・の繰り返しで実全体が乾燥し干し柿の出来上がりです♪ - ナメクジ撃退
これはやられた方も多いのはないでしょうか?
ナメクジに塩をかけると水分がでてきて小さくなりますね。
これは体の外側の塩分濃度が高くなったため
浸透圧により内側の水分が出てくる現象になります。
ナメクジ君ごめん!!!
メダカの体への負荷
ではメダカの体に負荷をかけているものが何かというとですね~
メダカの場合は漬物や干し柿やナメクジと逆で・・・
外の水がどんどん体の中に入ってくるんです!
メダカの血液には塩分が溶けているので
塩分濃度の低い水槽の水が体の中に
常に入ってこようとしているんです!
- 魚の血液の塩分濃度:0.9%
- 水:もちろん0%
これに対してメダカは大量のおしっこをして
体の中の塩分を外に出して
体の中への水の流入を防ごうとしているんですね。
つまり内臓がフル稼働です!
そりゃくたびれるわ(笑)
結論:塩水浴とはメダカの周りの水の塩分濃度を高めて体の負荷を減らす方法
つまり塩水浴を使えば、外部の水の浸透圧を下げて
メダカの体への水の流入を減らし
体力を温存させることができるという訳です!!
結果、体力を体調不良の回復に使えるようになる!!
とはいえ万能ではないので
普段からメダカのことを気にかけて様子を見て
泳ぎがおかしかったり元気が無かったりしたら
いったん塩水浴をしてみるといった活用がいいですね★
つらつらと書いてきましたが
皆さまのお役にたてればうれしいです😀
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
コメント