「オールカントリー」という名前で知られる投資信託は人気ですよね
(商品一例:emaxisslim全世界株式[オールカントリー])。
なんとなく「全世界に投資するんでしょ?・・・」
と理解している方も多いと思いますが、
実際の中身はどうなっているのでしょうか?
この記事では、オールカントリーの仕組みを詳しく解説し
理解を深めることで投資を続ける力をつけるためのヒントをお伝えしますね♪
オールカントリーのベンチマーク:MSCI ACWIとは?
オールカントリーは、MSCI ACWI
(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル
オールカントリーワールドインデックス)という
ベンチマークに連動しています。
この指数は、先進国23か国と新興国24か国(2024年8月時点)
の株式市場をカバーし、世界の株式市場の約85%を反映しています。
ただし、フロンティア市場やスタンドアローン市場などのリスクが高い国
(ロシア、ウクライナ、ジンバブエなど)は含まれていません。
主要なポイント
- 銘柄数:2,841銘柄
- 米国株の比率:全世界株の約6割がアメリカの株式
- 産業セクター:情報技術、金融、ヘルスケアの3つで全体の約半分を占める
この指数は、世界の大型株と中型株を対象にしており
上場企業の時価総額加重平均に基づいて投資比率が調整されます。
つまり、時価総額の大きな企業には多く
時価総額が小さい企業には少なく投資される仕組みです。
オールカントリーの銘柄構成と特徴
オールカントリーの上位10銘柄中、9銘柄がアメリカの企業であり
Apple、Microsoft、NVIDIAなどが含まれます。
唯一アメリカ以外の企業は台湾のTSMCです(2024年6月時点)。
この銘柄構成は、時流や企業の成長に応じて自動的に変わります。
株価とにらめっこし続けなくて大丈夫です★
また、ACWIは小型株を含まず、大型株と中型株で構成されています。
過去のリターンは「平均年利8.7%」で、
10年~15年という長期投資を行うことで、年利5~8%のリターンを
目指せるとされているんです!
オールカントリー開発の背景
MSCI ACWI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル
オールカントリーワールドインデックス)が
開発された背景には、グローバル投資の需要や
世界経済全体を網羅する包括的な指数が必要とされていました。
1990年代、グローバル化が進む中で、投資家は世界中の株式市場に
投資する機会を求めるようになり、2001年にこの指数が正式に導入されました。
まさに発明ですね♪
ACWIは先進国と新興国の両方を含むため、世界経済の成長を捉えやすい
という特徴があります。
世界経済の成長と恩恵を受けるインデックスファンド:オールカントリー
世界経済は年々成長しています。
以下が経済成長の推移(予測含む)になります。
- 2000年:約34兆ドル
- 2022年:約100兆ドル
- 2028年(予測):約134兆ドル←拡大し続けますね(笑)
このように、世界経済全体の規模が大きくなっていく中で
オールカントリーはその成長に連動したリターンを
得ることが期待されるんです。
特に、インデックスファンドとしてのオールカントリーは
長期的に世界経済の成長を反映する商品であり
分散投資の観点からも魅力的な選択肢です。
まとめ
オールカントリーは、世界経済の85%をカバーするグローバルな投資信託であり
米国を中心とした株式市場の成長を享受できる優れた商品です。
長期的に見れば、年利5~8%というリターンが期待できるため、
リスクを分散しながら投資するには最適と考えています♪
その中身を理解することで、短期的な変動に左右されず
安心してホールドし続ける力をつけることができます。
長期的な資産形成を目指す方にとって
オールカントリーは心強いパートナーとなりますね!
ただ投資は自己責任なのでよくよく考えて
商品を選択するようお勧めします。
ではでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございました~
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